「骨」をフル活用して走る編

公開日: 更新日:

 そこで、数多くのアスリートを指導してきたスポーツトレーナーの著者が推奨するのが、「骨ストレッチ」。骨を意識して動かすと、連動してさまざまな骨が動き、インナーマッスルも刺激され、体全体がしなやかに動くようになるという。

 まず、右手の親指と小指で左手首の両サイドにある骨の出っ張りを軽く押さえる。そして、左腕を直角に上げ、顔を正面に向けたまま左後方に腕をひねってみよう。肩甲骨が動くのを実感できるはずだ。この動作を左右7回行うだけで、肩関節の可動域が劇的に広がり、肩をグルグルと楽に回せるようになる。

 あえて動かしにくい状態で動作を行うと、体幹に刺激が伝わりやすくなる。また、親指と小指で体の節々を押さえながら動作をすることで、無駄な力が入り過ぎず、骨が正しく動くそうだ。

 足首や体側の伸ばし方、骨が動きやすくなる歩き方なども紹介。間違ったストレッチとはおさらばだ。

■「初フル挑戦!サブスリー挑戦!マラソンは「骨格」で走りなさい」鈴木清和著


 ランニングは正しいフォームが大切だといわれるが、それは個々の骨格によって大きく異なる。まず、脚より胴が長い人には、股関節から脚全体を振り子のように大きく振る「スイング走法」。脚と胴がほぼ同じ長さの人は、上半身と下半身を逆方向にひねりながら走る「ツイスト走法」。そして胴より脚が長い人は、腕と両膝を上下させながら走る「ピストン走法」が適しているという。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主