「骨」をフル活用して走る編
東京五輪に向けて、骨をうまく動かす方法を身に付ける必要がありそうだ。
(ディスカヴァー・トゥエンティワン 1000円)
■「目からウロコのマラソン完走新常識」飯田潔、牧野仁著
長い距離を走らなければカロリー消費やスタミナアップは目指せないが、まず大切なのは楽に走ることのできる姿勢や腕の振り方などを知ることだと本書。ランニング時に足が大きく後ろに伸展した姿勢をつくれると、重心移動が効果的に行われてスピードも出やすい。このときに使われる、体幹にある大腰筋は、仕事中や通勤時などにいつも座っている人だと動きにくくなっている傾向が強い。走る前には足踏みなどをして、大腰筋周辺をしっかりと動かすことが大切だ。
また、肩甲骨が動いて十分な腕振りができると、横隔膜が刺激されて呼吸も楽になる。走る前には、両手でタオルをピンと張り頭上から首の後ろに下ろす運動で、肩甲骨の可動域を広げておこう。
(実業之日本社 762円)