「白澤教授が選んだ病気にならない“食べもの”バイブル」白澤卓二著
日本抗加齢医学会理事である著者が、“体に良い”といわれている65品目の食材について、どんな予防医学的効果があるのかを徹底解説。
昔から、毎日1個食べると医者いらずといわれるリンゴ。その根拠になっているのが、皮のすぐ下に含まれるリンゴポリフェノールだ。腸からの脂肪吸収を阻害して肥満を予防したり、長寿遺伝子のひとつである「Sir2(サーツー)」の活性化に関わることも分かってきたという。
近ごろ脚光を浴びているココナツオイルには、中性脂肪に変換されない中鎖脂肪酸が含まれている。これは、肝臓でケトン体という物質に変換され、細胞内のミトコンドリアに取り込まれる。そして、脳の神経細胞を刺激し認知機能を改善する効果が期待できるそうだ。
(扶桑社 760円+税)