「体質改善には、3つの呼吸を覚えなさい」大野君子著、山本晴義監修
呼吸とは酸素を取り込むだけでなく、横隔膜を刺激して肝臓や胃をマッサージする効果があり、自律神経を整えてストレスを軽くする効果もあると説く。科学的見地からも体調改善効果が実証されているという縹(はなだ)式自然呼吸法の創始者が、自宅でも簡単にできる呼吸法を伝授する。
縹式は呼吸に関わる筋肉をフル活動させるのが特徴。基本呼吸の姿勢では、まずうつぶせになって頭を真横に向けて床に耳をつける。次に鼻から息を吸い込み3秒間止め、上半身の力を抜きながら口をすぼめて少しずつ息を吐く。
首の向きを左右に変えながら複数回行うことで、首回りの筋肉も鍛えられ、脳への血流経路が保護されてストレスや不眠などの解消が期待できるそうだ。(三五館 1300円+税)