「人の寿命は『肌』でわかる、『腸』で決まる」荒浪暁彦著
顔にシワが多く、年齢以上に老けて見える人は要注意。皮膚は体内の状態を映し出す鏡でもあり、老け顔の人は早死にする可能性が高いという研究報告もあると、皮膚科医の著者は言う。
近頃、健康長寿の敵として注目されているのが「AGE」という物質。タンパク質と糖が加熱されてできるもので、日本語では終末糖化産物と呼ばれている。AGEは内臓脂肪を悪玉化させて、各種の生活習慣病のリスクを高める。さらに、体のさまざまな場所にたまるため、水晶体にたまると白内障に、脳にたまるとアルツハイマー病に、そして皮膚にたまるとシワなどの原因になるという。
温かいものを食べる、腹八分目に食べるなど、AGEをためない、腸に良い生活習慣のヒントも提示していく。(ワニブックス 1100円+税)