「あなたのがんは『これ』で9割防げる」佐藤俊彦著

公開日: 更新日:

 がんは早期発見と早期治療が大切だが、今後は「ステージ0」の見えないがんを見つけて治す時代が来ると本書。

 その方法は「テロメスキャン」という血液検査で、最先端技術によってまだがんの塊にすらなっていない「血中循環がん細胞」を見つけるのだという。

 この見えないがんがあることが分かったら、最新の免疫細胞療法である「DCハイブリッド療法」によって退治し、がんを未然に防ぐ。ナチュラルキラーT細胞や樹状細胞など、体内にあるがんを駆除するための7種の免疫細胞を一度体外で増殖させ、再び体内に戻す治療法だ。一度がんになったことがある人でも、再発や転移を防げる可能性が高まるという。

 がんは今後、予防できる疾患になるかもしれない。(幻冬舎 1000円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動