「究極の純愛小説を、君に」浦賀和宏著

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 高校2年の八木が所属する文芸部の男女8人は、夏合宿のため富士山麓の樹海近くのペンションに滞在。夜、顧問の中谷は八木らに課題を与え、密かにペンションを抜け出す。数カ月前、中谷はこのペンションに宿泊していた妻とその愛人を殺して埋めた。妻の失踪届は受理され、中谷に疑いがかかることはなかった。しかし、ある事情から2人を埋めた場所を掘り返さなければならなくなった中谷は、カムフラージュのため合宿を計画したのだ。翌朝、八木たちが起きると中谷が消えていた。

 そして、保険調査員の琴美は、7年前に24歳で失踪した八木の行方を追っていた。

 複雑な構成で読者を魅了する長編ミステリー。(徳間書店 800円+税)

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