「外反母趾もラクになる!『足アーチ』のつくり方」 桑原靖著

公開日: 更新日:

 外反母趾、巻き爪、うおのめ、かかとや足裏の痛み……。あまたある足のトラブルの原因は、足の骨格の構造上に歪みがあることがほとんどだという。

 日本初の足専門クリニック「足の診療所」院長として、延べ2万人を治療してきた著者が、歪みを治してトラブルを解決する方法を解説する。

 歪みを治すには、「足アーチ」を整えることが何よりも重要だ。足の甲の部分は、①かかとと親指の付け根を結ぶ「内側アーチ」②かかとと小指の付け根を結ぶ「外側アーチ」③5本の指の付け根を結ぶ「横アーチ」という3本のアーチを構成していて、この構造が全身の体重を支えたり、着地時の衝撃を受け止めたりするなど、重要な役割を果たしている。この足アーチが崩れてしまうと、足のどこかに無理な力がかかることになり、トラブルが起きるのだ。

 足アーチを整えるには、治療用のインソール(中敷き)を使って補正するのが理想的で、自分の足に合った靴とインソールを着用するだけで、痛みが消えるケースも少なくないという。

 本書では、足アーチを復活させ、健康な足をつくるためのインソールの選び方や、日常ケア、ふくらはぎストレッチ、簡単な筋トレなどを紹介。人には相談しづらい水虫などの足のトラブルの対処法も解説している。(セブン&アイ出版 1200円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…