「外反母趾もラクになる!『足アーチ』のつくり方」 桑原靖著
外反母趾、巻き爪、うおのめ、かかとや足裏の痛み……。あまたある足のトラブルの原因は、足の骨格の構造上に歪みがあることがほとんどだという。
日本初の足専門クリニック「足の診療所」院長として、延べ2万人を治療してきた著者が、歪みを治してトラブルを解決する方法を解説する。
歪みを治すには、「足アーチ」を整えることが何よりも重要だ。足の甲の部分は、①かかとと親指の付け根を結ぶ「内側アーチ」②かかとと小指の付け根を結ぶ「外側アーチ」③5本の指の付け根を結ぶ「横アーチ」という3本のアーチを構成していて、この構造が全身の体重を支えたり、着地時の衝撃を受け止めたりするなど、重要な役割を果たしている。この足アーチが崩れてしまうと、足のどこかに無理な力がかかることになり、トラブルが起きるのだ。
足アーチを整えるには、治療用のインソール(中敷き)を使って補正するのが理想的で、自分の足に合った靴とインソールを着用するだけで、痛みが消えるケースも少なくないという。
本書では、足アーチを復活させ、健康な足をつくるためのインソールの選び方や、日常ケア、ふくらはぎストレッチ、簡単な筋トレなどを紹介。人には相談しづらい水虫などの足のトラブルの対処法も解説している。(セブン&アイ出版 1200円+税)