「落語と歩く」田中敦著

公開日: 更新日:

 落語の舞台を歩く楽しさを伝える散歩エッセー。

 手始めに落語「王子の狐」の舞台・東京の北区王子へ。落語のあらすじを紹介後、まずは王子神社へ。しかし、ここは落語に出てくる「王子のお稲荷さん」ではなく、かつて王子権現と呼ばれた神社だという。この地を支配していた豊島氏が紀州熊野三山から王子大神を祭り、若一王子と名付けたのが始まり。紀州出身の8代将軍吉宗の時に周辺の整備が進み、地名も王子になった。その王子神社から400メートルほどで王子稲荷に到着。その裏山に狐の巣跡とされる岩穴がある。そして落語に登場する実在の料理屋(現在は屋台営業)で名物の卵焼きをお土産に。

 他にも上方落語の「桜の宮」などの舞台を歩きながら、落語や土地の歴史のウンチクを語り、落語散歩へと読者をいざなう。(岩波書店 840円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  3. 3

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  4. 4

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  5. 5

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  1. 6

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 9

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場

  5. 10

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり