「朝イチのメールが残業を増やす」菅原洋平著
作業療法士の著者がリハビリテーションの知見を使って、脳の仕組みと体のリズムを生かした働き方を伝授してくれるビジネステキスト。
多くの人は出勤前に一日のスケジュールをシミュレーションする。しかし朝、メールで届いていた課題を優先的に処理してしまうので、予定していた自分の仕事が後回しになってしまい、その分が残業になってしまう。ある企業で、予定の仕事を終えた後にメールをチェックしてもらったところ、まったく業務に支障は来さなかったという。脳は目覚めて2時間後あたりにテストステロンというホルモンが増え、思い切った決断ができるようになり、仕事に集中できるのだそうだ。
その他、パフォーマンスが高まる睡眠改善法など、実践法が満載。 (日本経済新聞出版社 850円+税)