「ヤンキーや引きこもりと創ったIT企業が年商7億」青野豪淑著

公開日: 更新日:

 26歳で4000万円の借金を背負った著者は、飛び降り自殺をしようとしたが、生まれ変わったら人のために尽くそうと思ったとき、今から始めればいいじゃないかと気がついた。自殺するのをやめて、パソコン関係の仕事をしていた兄を手伝っていたとき、ヤンキーや引きこもりの少年たちと知り合った。プログラマーの仕事を教えたりして更生させようとするが、就職しても上司を殴ったり、無断欠勤して辞めてしまう。

「おまえ、やる気あんのか!」と問い詰めたら、1人がぼそっと「青野さんが社長だったら、ぼくたちをクビにしないですよね」と言った。グサッときた。ヤンキーたちのために3万円で会社を立ち上げ、年商7億円にまで育てた男の奮戦記。

(朝日新聞出版 1400円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動