第3話 百恵ちゃんフォーエヴァー <19>
スタンドに向け拳を突き上げる
「私もね、本当は山口百恵みたいに絶頂期に引退して家庭に入りたかったの」
囲炉裏端の座布団に座った莉乃が右隣りの美岬に向けて言った。
「走り幅跳びじゃ、オリンピックや世界選手権でメダルを獲るのは逆立ちしても無理だけど、日本新記録&アジア新記録を打ち立てて、それをさらに…
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