「読む事典 シルクロードの世界」シルクロード検定実行委員会編
「シルクロード検定」公式テキスト。シルクロードの名を世界に知らしめたふたりの探検家といえば、砂に埋もれた多くの遺跡を発見したイギリスの考古学者オーレル・スタインと、世界で初めてタクラマカン砂漠の横断に成功し一躍脚光を浴びたスウェーデンの地理学者スヴェン・ヘディン。
一方、日本人による中央アジアの探検調査はすでに19世紀後半には始まっていて、外交官の吉田正春がペルシャ湾からトルコにまで現地調査に入り、学術的な探検では、1900年に河口慧海がチベット潜入を果たしている。
シルクロードの探検家たちからさまざまな宗教、ガンダーラ美術、そして辺境日本への影響まで、検定合格に必須の400項目をコンパクトに収録。 (NHK出版 3400円+税)