「子どもなくても老後安心読本」岡信太郎著

公開日: 更新日:

 人生100年時代を迎え、葬式や墓、相続だけの「終活」では対応できなくなっている。介護や認知症、死後事務を含めた人生設計や資産防衛を考えなくてはならないと司法書士の著者は言う。子どものいない世帯や単独世帯、子どもに頼れない人が安心して老後を過ごすためにしておくべき対策を解説するテキスト。

 長期入院中の妻を残して孤独死したBさんや、記憶力が衰えた独身の義兄を施設に入れようとして途方に暮れるEさんなどを例に、実際に起こり得る切実な問題を提示。その上で、体が不自由になった時の財産管理等の委任契約や、認知症になった時の後見制度や見守り契約、死後の手続きを依頼するための死後事務委任契約などの制度について詳述する。

(朝日新聞出版 790円+税)



最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…