「スピリチュアル系のトリセツ」辛酸なめ子著
スピリチュアル系女子は、占い系、心霊系、パワースポット系、白魔女系などに分類されるが、POPとディープに二極化しているようだ。
著者がスピリチュアルに興味を持ったのは子供時代。子供部屋で、暗闇の中を色とりどりのひとだまのような光が飛び交っているのを見たのがきっかけになった。
だが、身近な男性にスピリチュアルの話をすると、半笑いでスルーされることが多い。ブログに「イルカの守護霊が……」と書いたら、立派に子育てをしている友人と疎遠になった。スピリチュアルと現実の世界を両立するのがベストである。
スピリチュアル美容やチャネリングなど実際に試してみた著者が、「スピリチュアル系」の人々の実態を分析した一冊。
(平凡社 1500円+税)