「病気の値段がわかる」本御喜千代著 山本学監修
早期の大腸がんで、内視鏡治療を受け、3日間入院したAさんの治療費は約16万円だった。ところが、同じ大腸がんでも、そのまま放置してがんが進行し、開腹手術を受けたBさんは34日間入院し、約146万円かかった。同じ大腸がんでも治療時期によって医療費はこれだけ違う。
また、年齢が上がるとともにがんや心臓病などの発症リスクは高くなり、体力や免疫力が低下するため重症化しやすい。高齢者だけでなく、仕事や子育て、親の介護で健康管理がおろそかになりやすい40代から50代も、大きな病気のサインを見落としがちである。
備えておくべき医療費や保険の活用法を解説。
(アスコム 1650円)