「休息の科学」クラウディア・ハモンド著 山本真麻訳
人は探究心があるために種として生き残り、繁栄してきたが、そのせいで、常に何かしていなくては、と思ってしまう。人にはもっと質の良い休息が必要で、調査で人気があった休息方法は、①読書②自然のなかで過ごす③一人になる④音楽を聴く⑤何もしない⑥長めの散歩⑦入浴⑧空想にふける⑨テレビを見る⑩マインドフルネス――である。
「マインドフルネス」はあらゆる瞑想(めいそう)法を一括する言い方で、テレビ、ケイタイ、パソコンなどすべてを切り、マインドフルネスに専念することが休息につながる。訓練により、感情的になったりストレスを感じたりしても思考を簡単に取り戻せるようになる。
良質な休息を取るための10の講義。
(TAC出版 1980円)