「誰も教えてくれなかったお葬式の極意」木部克彦著

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 コロナ禍で「3密」回避のために、家族葬や直葬が増えている。家族葬は家族や親族、仕事仲間、友人などによる簡素な見送りである。直葬は病院からの遺体の搬送、納棺、火葬だけで、すべての儀式を省いた見送りである。

 公営火葬場の場合、住民の火葬は無料のケースが多く、必要なのは棺代、霊きゅう車代、搬送費用だけで、10万円以下の葬儀社もある。弔問者が多く、家族葬や直葬にできない場合は、葬儀の式場には親族のみで、一般の会葬者はロビーに置かれた焼香台で焼香するのみ、という、葬儀と告別式の空間を分ける方法もある。また、家族と一般の会葬者を時間的に分ける方法や、オンライン会葬もある。

 時代や家族のニーズに合わせた葬式を紹介する。

(言視舎 1760円)

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