「辛酸なめ子の独断! 流行大全」辛酸なめ子著
時代の流行を象徴するキーワードを紹介するイラストエッセー。
巻頭を飾るのは、ソチ五輪で悲願の個人銀メダルを獲得したスキージャンプの葛西紀明選手を称え、ニュースなどで連呼された「レジェンド」。今でも普通に使われているこのワードに続いて登場するのは「すなば珈琲」。すっかり忘れていたが、スターバックス空白地帯だった鳥取県の知事の「スタバはなくても、スナバ(砂丘)がある」という自虐発言に端を発し、鳥取市にオープンしたコーヒーショップだ。
その他、「ペンパイナッポーアッポーペン」(2016年)や「アムロス」(2017年)などの懐かしい話題から昨年の「愛の不時着カップル」や「猫語翻訳アプリ」まで。2014年以降の250の時事ワードを取り上げる。
(中央公論新社 1320円)