「80歳の壁」和田秀樹著
日本では平均すると、男性は9年、女性は12年も寝たきりや介護されながら晩年を過ごすのが現状。人生100年時代といわれるが、80歳からの人生は、70代とはまるで違ってくるという。人生の最後まで、自由で自立した生活を送るにはどうしたらいいのか。老いて目の前に次々と現れる壁を越えていくヒントを教えてくれる健康本。
80歳を過ぎたら、健康を考え食べたいものを我慢したり、動くのがつらいのに無理して運動したり、効いている実感がないのに「長生きのため」に薬を飲み続けるなどの我慢や無理はしてはならないと説く。
医師や病院との向き合い方、食事、そして性欲まで、現実的な問題を取り上げながら、老化の壁や認知症の壁の乗り越え方、その壁を低くする方法を伝授。
(幻冬舎 990円)