「署長シンドローム 」今野敏著

公開日: 更新日:

「署長シンドローム」今野敏著

 大森署の新任署長はキャリアの藍本小百合。批判的な署員も会った途端に反抗する気をなくすほどの美人だ。

 午後3時過ぎ、本部の組織犯罪対策部長、安西正が来訪した。羽田沖の海上で銃器と麻薬の取引が行われているという情報が入ったのだ。取引をしているのはチャイニーズマフィアらしいが確認が取れていない。

 取り締まりのためには船艇が必要なため、WRT(臨海部初動対応部隊)を投入することに。組対係、強行犯係、公安からも要員が集められた。特殊能力をもつ新米の山田刑事も入れる。だが、馬渕課長は、隠密に捜査するべきで、前線本部をつくったら目立つと反対する。

 美貌の女性署長が活躍する警察小説。

(講談社 1870円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    一部ファンが現実逃避? 中居正広“別人疑惑”再燃…「本人すでに死亡」と考える人々が現れる

  2. 2

    いまだ雲隠れ中居正広を待つ違約金地獄…スポンサーとTV局からの請求「10億円以上は確実」の衝撃

  3. 3

    フジテレビ社員たちの怒声と悲鳴…港浩一社長“自滅会見”で窮地、大手企業CM差し止め要求相次ぎ現場はパニック

  4. 4

    中居正広は松本人志の合コンに、2003年の時点で行っていた? 気になる千原ジュニアの証言

  5. 5

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  1. 6

    兵庫県百条委メンバーの前県議が死亡、ついに3人目の犠牲者…斎藤元彦県政「誹謗中傷」放置の罪深さ

  2. 7

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  3. 8

    中居正広の騒動拡大で木村拓哉ファンから聞こえるホンネ…「キムタクと他の4人、大きな差が付いたねぇ」などの声相次ぐ

  4. 9

    「北朝鮮みたい」…フジテレビの会見を伝える各局のニュースが“静止画”で視聴者ドン引き

  5. 10

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言