「ガラム・マサラ!」ラーフル・ライナ著 武藤陽生訳

公開日: 更新日:

「ガラム・マサラ!」ラーフル・ライナ著 武藤陽生訳

 インドの貧しい家庭に生まれたラメッシュは、デリーにオフィスを構え、依頼人を志望大学に入れる「教育コンサルタント」を始めた。

 ところが、依頼人の金持ちの建設業者の息子、ルディはとんでもないバカ息子だった。一流大学合格を依頼され、ラメッシュは替え玉受験をする羽目に陥るが、ある日、ルディがテレビに出ているのを見て仰天する。ラメッシュは全国1位の成績を取ってしまったのだ。

 天才少年としてルディはメディアの人気者になり、ラメッシュはマネジャーを務めることに。だが、ルディがテレビでとんでもない発言をしたことをきっかけに誘拐事件が……。

 コミカルで破天荒なインドミステリー。

(文藝春秋 2420円)

【連載】今日の新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭