「絡新婦の糸」中山七里著

公開日: 更新日:

「絡新婦の糸」中山七里著

 近くに名店を集めた〈ラーメン王国〉が開店したため、閉店を考えていた「ラーメンいそべ」に突然、客が押しかけるようになった。SNSで閉店情報が流れたためだと分かったが、店主夫婦で相談しただけで誰も知らないはずなのに。

 元アイドルからスターになった照屋一心は、ヘロインを吸っていることをインターネットで暴露され、逮捕された。

「市民調査室」を名乗るSNSの情報は、当初はまっとうなものだったが、やがて悪質なデマが交じり始める。警視庁サイバー犯罪対策課の延藤慧司が警戒し始めた頃、デマを流された老舗旅館の経営者夫婦が心中するという事件が……。

 ネット犯罪との戦いを描く警察小説。

(新潮社 1870円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    白石麻衣&菊池風磨の“熱愛報道”に驚きの声も…「安田くんじゃなかったの?」のワケ

  3. 3

    下半身醜聞の西武・源田壮亮“ウラの顔”を球団OBが暴露 《普通に合コンもしていたし、遠征先では…》

  4. 4

    キムタクがガーシーの“アテンド美女”に手を付けなかったワケ…犬の散歩が日課で不倫とは無縁の日々

  5. 5

    悠仁さま「渋渋→東大」プランはなぜ消えた? 中学受験前に起きた小室圭さん問題の影響も

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  3. 8

    羽生結弦「30歳の挑戦」…プロ転向から2年半「毎回五輪での記録を更新する気持ちでやっています」【独占インタビュー】

  4. 9

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  5. 10

    いまだ雲隠れ中居正広を待つ違約金地獄…スポンサーとTV局からの請求「10億円以上は確実」の衝撃