「日本語の大疑問2」国立国語研究所編
「日本語の大疑問2」国立国語研究所編
日本語に関するさまざまな疑問に専門家が答えてくれるQ&A集。
「新しい言葉ってどうやってできるのですか」との質問には、かつて新語・流行語大賞に入賞した「タピる」や「親ガチャ」を例に、3つの要因を解説。その上で、新語には「既存の言葉を使って作られたもの」と、「完全に新しい言葉として作られたもの」があるという。タピるも親ガチャも前者であるが、後者の例はほとんどなく、「もふもふ」や「ぴえん」などはその数少ない例だという。
ほかにも「『やゝ』『人々』の『ゝ』『々』は何と読むのですか」とか、「『稲妻』は『いなずま』ではなく『いなづま』ではないでしょうか」「『感謝しかありません』はちょっと失礼な言い方ではないでしょうか」など、身近な話題を取り上げながら日本語研究の最先端を解説。 (幻冬舎 1056円)