「なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?」川原繁人著

公開日: 更新日:

「なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?」川原繁人著

 パ行の言葉はピアノ、ポテトなど英語の言葉が多いのはなぜだろう。実は日本語で現在「はひふへほ」と発音しているものは、昔は「ぱぴぷぺぽ」と発音していた。旗は「パタパタ」とはためき、光るものは「ぴかぴか」と光るように、ハ行の裏にはパ行が隠れている。「はひふへほ」と書いて実際は「ぱぴぷぺぽ」と読んでいたのだ。

 ところが、時間が経つにつれて「ぱぴぷぺぽ」の発音が「はひふへほ」になってしまったため、日本語にはパ行の言葉がなくなった。

 だが、英語の単語が入ってきたとき、それを表すのにパ行の文字が必要になり、「はひふへほ」に「。」を付けた新しい文字を作ったのだ。(「2時間目」)

 言語学者が小学校で行った授業で、小学生と対話した内容を本としてまとめた一冊。

(ディスカヴァー・トゥエンティワン 1870円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    一部ファンが現実逃避? 中居正広“別人疑惑”再燃…「本人すでに死亡」と考える人々が現れる

  2. 2

    いまだ雲隠れ中居正広を待つ違約金地獄…スポンサーとTV局からの請求「10億円以上は確実」の衝撃

  3. 3

    フジテレビ社員たちの怒声と悲鳴…港浩一社長“自滅会見”で窮地、大手企業CM差し止め要求相次ぎ現場はパニック

  4. 4

    中居正広は松本人志の合コンに、2003年の時点で行っていた? 気になる千原ジュニアの証言

  5. 5

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  1. 6

    兵庫県百条委メンバーの前県議が死亡、ついに3人目の犠牲者…斎藤元彦県政「誹謗中傷」放置の罪深さ

  2. 7

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  3. 8

    中居正広の騒動拡大で木村拓哉ファンから聞こえるホンネ…「キムタクと他の4人、大きな差が付いたねぇ」などの声相次ぐ

  4. 9

    「北朝鮮みたい」…フジテレビの会見を伝える各局のニュースが“静止画”で視聴者ドン引き

  5. 10

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言