“錦織人気”に便乗…にぎやかしタレントに「下心見える」の声
テニスの全米オープンで、準優勝という偉業を達成した錦織圭(24)。日本中で大フィーバーになっているが、さっそくタレントが群がっている。
日本人初の決勝進出を決めた際には、ロンドンブーツ1号2号の田村淳、NON STYLEの井上裕介、市川海老蔵、浅野忠信、AKB48の島田晴香、クリス松村、岡本夏生などが、ツイッターやブログで「すごいすごい」「ありがとう」の大合唱。錦織と個人的に親しいわけでもなく、テニスにも無関係なのに、一方的に“コメント”を発信して騒いでいるのだ。
中には、学生時代にテニスをやっていたタレントもいる。偉業をたたえたくなる気持ちも理解できる。が、深い親交もないのにわざわざSNSやブログに書き込んで祝福をアピールする行為に違和感を覚える向きも少なくないだろう。
今年はソチ冬季五輪やサッカーのブラジルW杯でも“便乗タレント”が続出したが、作家の吉川潮氏は言う。
「世界的なイベントで活躍した選手をほめることで、自分をアピールしたり好感度を上げようという下心が透けて見えます。『あの人も話題にしていた』と取り上げられればアクセス数も稼げますからね。テニスにまったく興味がないタレントにコメントを求め、それを大喜びで報じるテレビやスポーツ紙もどうしようもありません。本当にテニスが好きな人や、昔から錦織を応援してきた人は、いい加減にしてくれという気持ちでしょう」
歴史的快挙に“にぎやかし”は必要ない。