ネイルサロン経営 元ミステリーハンター岡田薫の紆余曲折

公開日: 更新日:

 4年前の9月にオープンした。

「家族にも相談せず、10代の頃からの貯金をぜ~んぶつぎ込みました。駅前だし、最初はなんとかなるさ、って楽観的な気持ちだった。ところが、何日経ってもお客さまゼロ。仕方なく祖母に両親から弟、叔父まで呼んで、ネイルしてました。男性陣はピンクに塗るわけにはいかず、ポリッシュケアして磨いたんですけど」

 オープン3カ月にして倒産の危機に。

「このままじゃ人件費や家賃が払えない。かといって第2の夢をあきらめることはできない。どうすればいいと考え抜き、このサロンにしかない“ウリ”をつくろうと、それまでの爪のデザインを見直し、“派手可愛い”とか“大人可愛い”とかインパクトあるデザインだけに絞って発信したら、徐々にお客さまが増え始めました」

■お尻クリームも開発

 10年12月、女性やOL向けのポータルサイト「OZmall」の特集で取り上げられたのも大きかった。

「もちろん、技術やアートは大切です。だけど、お客さまが内心、最も気にかけていらっしゃるのは、ネイリストの人柄だと思うんです。接客については、スタッフに厳しく伝えるようにしてます」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動