ASKA事件 “売人”の公判で注目される芸能界薬物ルート
執行猶予付きの有罪判決が確定した歌手のASKA(本名・宮崎重明)に合成麻薬MDMAを販売したとして、麻薬取締法違反容疑で逮捕・起訴された、指定暴力団住吉会系組幹部の安成貴彦被告と、ASKAの知人で無職の柳生雅由被告の公判が21日に東京地裁で開かれる。
「2人の公判がまとめて開かれることになり、2人が一緒に出廷する。そうしたのは、おそらく、弁護士を通じて“口裏合わせ”するのを防ぐため。2人を逮捕した警視庁組対5課は徹底的に芸能界の薬物汚染ルートを根絶する意気込みです。通称『新宿の薬局』と呼ばれた安成被告が所属する組の大々的な家宅捜索も行われました」(社会部記者)
くしくも、同じ日にはASKAの愛人で、9日に保釈された栩内香澄美被告の公判も開かれるが、この2つの公判の行方に芸能界は戦々恐々のようだ。
「『新宿の薬局』から購入していた芸能人の多くは『絶対に“薬局”がパクられることはない』と聞いて安心しきっていた。ところが、思わぬ展開になり、組事務所から押収された資料が徹底的に洗われている。そのうち、事情聴取を受ける芸能人も出てくるだろう」(週刊誌記者)
公判で芸能界の薬物汚染の実情がどこまで明らかになるのか注目だ。