北島三郎去りしNHK紅白歌合戦 「男性演歌枠」は大激戦
大晦日のNHK紅白歌合戦まで約1カ月半。すでに出場内定者にはレコード会社などを通じてオファーが届いている時期だが、いまだ混沌としているのが演歌枠だという。
「なんといっても昨年限りで御大、北島三郎が紅白を卒業してしまった。北島としては自分の後釜に娘婿の北山たけしを据えたいところですが、ヒット曲もないし、人気もイマイチではゴリ押しもできない。年々、演歌は出場枠を減らしているだけに“北島枠”を狙う演歌勢は多いし、鼻息は荒い」(音楽ジャーナリスト)
今年も演歌勢は藤あや子、香西かおり、坂本冬美、石川さゆりといった女性陣は“当確”だが、当落線上で激しくシノギを削っているのが男性陣である。
「とくに新人が激戦。昨年、初出場した福田こうへいが今年はビミョーで、イケメン演歌歌手の山内恵介、“けん玉演歌”で話題の三山ひろしのうち、一人が出場するといわれている。今のところ、一番売れているのが三山。新曲『あやめ雨情』は8万枚を突破するなど演歌界では異例のヒット中。けん玉は幕あいの余興にもピッタリだし、頭一つリードしている」(音楽関係者)