三船美佳・高橋ジョージ 離婚訴訟の裏にある「カネと宗教」

公開日: 更新日:

■統一地方選への影響も?

 この夫婦、24歳差の年の差婚だけでなく、当時は創価学会員同士の結婚としても注目を集めた。学会系の機関紙である「聖教新聞」や関係の深い雑誌「潮」「第三文明」も常連である。三船は母親の影響で、高橋は売れないロック歌手としてくすぶっていた時期に学会に入信。2人揃って学会芸術部に所属している。

 創価学会に詳しいジャーナリストの乙骨正生氏が言う。

「学会活動に熱心な有名人夫婦ということで、結婚当初から幸せの象徴として広告塔を担ってきました。高橋さんの場合、彼が作詞作曲した『ロード』は池田大作氏への心酔の表れで、学会員の間では信仰の道を貫くという意味も込められた楽曲として知られています。三船さんもレギュラー番組を持ち、一般の女性誌でも取り上げられる存在。2人とも布教活動に一定の影響力があるだけに、こうして離婚話が明るみになる前には、関係者から別離を避けるようにという要望の声が上がったのではないでしょうか。というのも、時期が悪い。4月に統一地方選挙を控え、離婚というマイナスイメージがつけば組織票への影響が少なからず考えられるからです」

「浮気も1回もないし、暴力も振るったことがない。酒で暴れることもない。性格(の不一致)なのかなって思うしかない」と語っていた高橋。三船の決意は固いだけに、いよいよ「ロード」も最終章に突入のようだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇