文化勲章受章の仲代達矢 今も「スケジュール帳」真っ黒な理由

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「よくないですねえ、ええ」と言って、悠然と笑って見せた。

 2015年度の文化勲章受章が決まった俳優の仲代達矢(82)。受章の記者会見を東京・世田谷区の私塾「無名塾」稽古場で行った後、31日の能登演劇堂を皮切りに日本各地を回り、105回もの舞台が待つ旅公演へと出発した。年々、セリフ覚えが悪くなっている上、公演中に体調を崩し、医者にかかりながらの奮闘が続いているため、心配されるコンディションを質問したところ、目をギョロリとさせて、不調を認めた。

「今年は京都国際映画祭で『三船敏郎賞』を頂いて、授賞式に招かれ、東京国際で『乱』の舞台挨拶に登壇したほか、BSスカパー!の時代劇『果し合い』にNHKの土曜ドラマ『破裂』の出演もあって、スケジュール帳は真っ黒。無名塾公演『おれたちは天使じゃない』では、筆ペンでセリフを書き写した紙を自宅の壁一面に貼っていくという、いつものセリフ入れをする時間すらありませんでした。今回の演目は動きの激しい喜劇で、跳んだりはねたりするため、肉体的な疲労度もあって、一時は本当に取り付く島もないという状況でした」とは、関係者。

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