元関脇の追風海関は故郷青森で“重すぎる町議”から県議に
2人の横綱、若乃花に隆の里、舞の海、現役では安美錦か。みんな相撲が盛んな青森県出身だ。きょう登場の元関脇、追風海直飛人さん(40歳)もそのひとり。あの人気力士だった高見盛は1つ下の幼なじみで、小・中・大学と一緒だった。06年に引退後は角界に残らず、さっさと身を引いた。追風海関、今どうしているのか。
追風海関と会ったのは平河町にある砂防会館の喫茶室。砂防会館といえばこれまであまたの大物政治家が事務所を構えてきたが、そこで会うということは……。
「いやあ、14年9月の青森県議会議員の補欠選挙に当選して以来、研修だ、勉強会だ、って毎月のように上京してるんですよ。きょうはボクが所属する教育関係の勉強会があり、きのう、東京に来ました」
胸に議員バッジをつけた追風海関、まずはこう言った。元力士らしい堂々たる恰幅。貫禄はそこらの代議士をはるかに上回る。
「とんでもない。今年4月の統一地方選で再選させていただき、2期目になります。つまり、まだまだ修業の身ですよ、ハイ」