「あさが来た」で鬼姑 萬田久子の“渾身イビリ”は私生活反映?
「幕末からスタートのドラマは数字が取れない」といわれたが、朝ドラ定番の嫁姑の対立構図は茶の間の関心を大きく引き付けた。10日放送の平均視聴率は24.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と最高視聴率を記録。大入り袋が配られ、「マッサン」の記録(25.0%)に追いつけ、追い越せのムードに。
「制作発表で、萬田は意地悪姑役に躊躇するどころか、ノリノリの心境を吐露。『(泉)ピン子さんの写真を胸に抱いて臨もうかしら』と発言。宮崎に『普段から仲良くしないほうがいいのかな』と言って返答に困らせたあげく、『耐えてくださいね』と予告までしてみせた。渾身の演技といったところでしょう」(テレビ雑誌記者)
1958年、大阪生まれの大阪育ち。標準語では滑舌が悪いが、「大阪弁ならイケズひとつでもうま~く気持ちが入りやすい」という。帝塚山短大在学中に「ミス・ユニバース」日本代表に選ばれ、芸能界入り。デビューは朝の連続テレビ小説「なっちゃんの写真館」(NHK)。よくよく朝ドラに縁があるらしい。
長身、色白の浪速美人はよくモテた。気が多くて惚れっぽく、ざっくばらんな性格で、カメラマン、作曲家、俳優らと浮名を流した。86年、妻子持ちのアパレル企業社長と不倫。翌年、男児を出産、未婚の母に。離婚後も籍を入れずに事実婚を続けた。最愛の息子は8歳年上の元アイドルとデキ婚。猛反対したことで、母子関係がぎくしゃくし、夫と死別後も疎遠が続いている。そのため、「私生活をほうふつとさせる嫁姑関係が熱演に拍車をかけたとも」(芸能リポーター)。
酒に目がなく、酔っぱらうと電話魔になる。未亡人会と呼ばれる女子会を開いては、ストレスを解消する日々だ。