「別れの朝」ペドロ梅村さん 脳梗塞を乗り越え今も活動中
尾崎紀世彦が「また逢う日まで」でレコード大賞を受賞し、五木ひろしの「よこはま・たそがれ」や加藤登紀子の「知床旅情」が大ヒットした1971年。ラテン・ジャズバンド「ペドロ&カプリシャス」のデビュー曲「別れの朝」もドカンと売れた。リーダーのペドロ梅村さん(73)は4年前、脳梗塞を患っていたことを明らかにして話題になった。今どうしているのか。
■脳梗塞の“風評被害”で仕事激減
「現役も現役。今でもバンバン、コンガを叩いてるよ。今日もこれから3ステージ演奏するんだ」
六本木のジャズライブバー「オール・オブ・ミー」で会ったペドロさん、こう言って微笑した。
「後遺症? ないって言ったらウソになるかな。左足が少々不自由で、昔みたいにコンガを叩きながら踊れなくなったのが残念だよ。とはいえ、歩くのは大丈夫だし、今日も千駄ケ谷の自宅マンションから散歩がてら、ここまで歩いてきた。健康には歩くのが一番だね」
ペドロさんが脳梗塞発症を公にしたのは、2012年2月1日に行ったレコードデビュー40周年記念曲「酔いどれマリアが歌う店」の発表ライブの場だった。