静養中の渡哲也語る 石原裕次郎と「大都会シリーズ」秘話
メディアに登場するのは実に3年ぶりだ。昨年6月、急性心筋梗塞で手術を受け、自宅で静養中の渡哲也(74)が4日放送の「大都会シリーズ一挙放送!直前特集」(BS11、20時~)で独占インタビューに応じている。
収録は都内の自宅で行われ、石原裕次郎をはじめ、同作で共演した松田優作との秘話、犯人役だった八名信夫や田中浩ら作品のスパイスとなった名バイプレーヤーの演技など多岐にわたる。
石原プロが1976年から制作し、最高視聴率25%をマークしたテレビ映画「大都会」。だが、渡は今回、裕次郎が当初はテレビ番組の制作に乗り気ではなかったことをこう明かしている。
「裕次郎さんには映画人のプライドがあった。しかし、映画が斜陽だったし、会社の経営状態も考えて、相当に悩まれて決断した」
同シリーズに登場した松田については、「最初に会った時からスターとしての風格、オーラを感じた。優作は撮影でアドリブをどんどん仕掛けてくるけど、うまく返せなくてねぇ」。石原軍団きっての看板俳優が語るエピソードは、希代のアクションドラマの視聴を前にコーフンが増すこと請け合いだ。