さとう珠緒の哀れ 人生の岐路に立っても芸風は相変わらず
「暴露系深夜番組に出演してAVとヌード写真集セットでギャラ1億3000万円を提示されたことなどを告白しています。さとう本人がAV出演にかなり抵抗があったため、交渉は決裂してしまったようです」(前出の芸能プロ関係者)
15年にはさとう側の全面勝訴となり、数年にわたるドロ沼裁判も終息した。だが、人生の岐路に立たされた経験がちっとも生かされず、相変わらず「プンプン!」のワンパターンの芸と、自虐ネタのオンパレード。デビュー当時とちっとも変わっていないのだ。
人の不幸はミツの味。一見、女は不幸な女を支持しそうに見えるが、芸能界という世界で“幸せな女”にこそ、女はシンパシーを感じる。幸せの度合いは異なるが、例えばブスを自虐ネタにしながら、したたかに生きている女芸人に、男社会で生きる女の“オキテ”を重ね合わせ、女は尊敬の念さえ抱くもの。
さとうは、少女のままの精神性で43歳の生臭い女のカラダを見せつける。イタイというよりその哀れさに、同情する女はほとんどいない。
(ライター・佐々木真理)