コラムニストがバッサリ フジ「セシルのもくろみ」の敗因
「女性をターゲットとした作品の割に魅力的な男性キャストが誰ひとりとしていない。ストーリーも読者モデルの業界話ですが、新鮮味がない。原作が女性誌に連載されていたのは2008年で9年前。人気モデルの離婚が現実に行われている中で、いまさらフィクションで描かれても驚きはない。ドラマでも6年前に吹石一恵主演の『バラ色の聖戦』(テレビ朝日系)で似たような話をやっていますしね。そして何より感情移入できないのが、真木の痩せすぎ体形。すでにガリッガリなのに体内改造を理由にケーキ1ピースを我慢する行為ひとつとっても、リアリティーゼロです」
■次の犠牲者は木村文乃か?
同放送枠は、石原さとみ(30)と松下奈緒(32)のダブル主演作「ディア・シスター」(14年10月期)を最後に平均視聴率が及第点といわれる2ケタをマークした作品がない。月9同様、受難の枠になり下がり、早くも10月期の「刑事ゆがみ」も期待薄ともっぱらだ。
浅野忠信(43)と神木隆之介(24)のバディもので原作は同名の人気コミックだが、「ヒロインに木村文乃が内定しているが、決して数字を持っている女優ではない。どうせキャスティングするなら、同じ木村でも佳乃の方が旬だ」(広告代理店関係者)なんて、ミスキャストを皮肉った内輪話まで聞こえてくる始末。
向かい風はまだまだ続きそうだ。