一升瓶を抱えホテルを徘徊 及川奈央と日本酒の“深い仲”
なので、お仕事が一段落した後はとことん飲んでました。20代の後半は1升ぐらいなら何度も空けてます。さすがに今は量より質ですけど、時々電車を乗り過ごすのはご愛嬌。戻る電車がなくてやむなくタクシーに乗り高い授業料も払ってます(笑い)。
■日本酒好きが高じてオリジナルブランドをプロデュース
日本酒好きなのはやはり父の影響ですね。今も晩酌が大好きな父を見て育ったので、ずっと身近な存在でした。飲み始めは20歳。女性はビールや柑橘系のサワーやカクテルから入る人が多いけど、当時は炭酸系が苦手で、女性向けのカクテルも甘過ぎてダメ。
そんなある日、居酒屋で「久保田」「浦霞」をいただいておいしさを知り、その後「黒龍 大吟醸しずく」に大感激。以来ずっと日本酒党です。今では炭酸系も平気になって焼酎やハイボールも嫌いではないのですが、味わって飲むなら日本酒に勝るものはありません。
それが高じて「オリジナルブランドをプロデュースしたい」って、いろんな席で話してましたら、広島の酒どころの東広島市西条の賀茂泉酒造さんを紹介されたのです。広島は私の生まれ故郷。賀茂泉さんは私が2、3歳に父の転勤で家族揃って上京する際、手土産として持参した銘酒です。ご縁とは不思議なものです。