ジャニーズ帝国を支える驚異の節税術 本社100m移転のナゼ
「不動産を購入すると、建物にかかった費用が減価償却費として認められ、経費に計上できます。そのぶん利益が減り、払うべき税金が減って最終的に税引き後のキャッシュフローが多くなります。利益を上げている企業が使う一般的な節税方法といえます。ちなみに建物の構造によって耐用年数は決められており、耐用年数が短いほど、年間の減価償却費は多くなります。新築より中古物件の方が節税効果は高くなります」(税理士の浦野広明氏)
不動産登記簿謄本によると、01年竣工の「乃木坂ビル」は築18年目の中古。ちなみに、ジャニーズは都心の赤坂や渋谷区の一等地にも10棟以上のビルを所有している。
SMAPが解散したとはいえ、「嵐」だけで年300億円以上稼ぐといわれるジャニーズにとって、“節税”は重要な課題らしい。