１９５６年１月２３日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様８時半です」（ＴＢＳ）の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」（読売テレビ）、「朝生ワイド す・またん」（読売テレビ）、「バイキング」（フジテレビ）に出演中。
高島忠夫、渡哲也…女性誌がスターの老いを取り上げた事情
一方、７６歳となった渡もこのところ公の場に顔を見せることがなくなっているが、別の女性誌に酸素吸入器を使いながら外出する姿をキャッチされた。肺気腫やぜんそくといった持病があるためだというが、石原プロ関係者によると、「理髪店に出かけたところをキャッチされた。外出で動く時には歩いていて呼吸が苦しくなることもあるので、酸素吸入器を使ったりしますが、そこを強調されても……」という説明だった。
昨年秋にはＣＭで吉永小百合と共演して元気な姿を見せていたし、また、ＣＭ続投の話もある状況で、マイナスイメージの姿は見せたくないわけだ。以前、石原プロの大番頭、故・小林正彦専務に聞いた話だが、「うちの役者は演技力とか、いろいろ大事なことはあるが、その“存在感”が保てなくてはダメだ」と強調していた。
いわば、イメージ戦略であり、ビッグな存在であることを植え付けたいわけで、病気だという部分は説明こそしても、大丈夫としておきたいのだ。
ちなみに、女性誌２誌が同じタイミングで大物俳優の現在を扱ったのにも理由がありそうだ。女性誌の昔からの読者がやはり年齢を重ねていて、読者層が中高年に移行しているのだ。そのため、若い人に人気のタレントの話題より、大御所タレントの方が受けがいいというわけだ。
ちょうど大きな話題がない時に“あの人、どうしてる？”といった企画の取材をしてみて、うまく“はまった”ということらしい。スターは老いても死なず、そして雑誌もそれぞれの戦略があるということだ。
