涙が止まらず…松村雄基が明かすスクールウォーズ撮影秘話

公開日: 更新日:

 初日の撮影はきっと気持ちを途切れさせないようにとの配慮だったんでしょうね。僕は泣くシーンばかり。朝早くからスタートして夕方までに及び、大木が教頭の裏切り行為を知って逆上する場面は午前中の早い時間。教頭室に殴り込みに行くのを滝沢先生に制止されるのですが、それが大木がラグビーに打ち込むきっかけとなった大事なシーンでした。

 そこで知らず知らずのうちにスイッチが入って感情移入の度が過ぎてしまったんです。カットがかかり、次のシーンに移っても涙はずっと止まらない。スタッフが気遣うほどずっと泣きっぱなしでした。

 でも、それが演技ではなく、役になりきっていたからでしょう。ベテランのカメラマンまでもらい泣きしながら撮影していたのを、いまでも鮮明に覚えています。

■トントン拍子の半面不安が募っていた時期

 後日、山下さんから「あの時の涙はとっても奇麗だった」と言っていただけたのはすごくうれしかったですね。僕は「演技ではなく純粋な涙」と解釈したのですが、それも俳優という仕事に向き合う上で大いに励みになりました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動