“第2の渡瀬マキ”から転身 美人女将が赤裸々に語る紆余曲折
「うつ病になるのは紙一重。たとえ、恵まれた環境で育ったとしても誰もがなりえるものだとお伝えしたかったんです」
波瀾万丈な半生をつづった「廻り道をしたけれど」(いのちのことば社)を先月出版した宮田まいみさん(37)。現在は実家である群馬の老舗旅館「万座温泉 日進舘」の女将として元気にもり立てているが、壮絶な過去を持つ。短大時代にうつ病が発症し、気分転換に誘われたローリング・ストーンズのライブで音楽に開眼。人気ロックバンド「リンドバーグ」のドラマーが新たに結成した「GaGaalinG(ガガーリング)」のボーカルに抜擢され、第2の渡瀬マキとしてメジャーデビューするもプレッシャーにさいなまれ、2度の自殺未遂を経験した。