西日本豪雨で延期か中止 対応分かれた芸能イベントの今後
西日本を襲った記録的豪雨の爪痕は深く、被災地での死者は200人に上った。豪雨は各地で予定されていた芸能イベントも直撃。主催者の判断によって、「中止」「決行」「延期」に対応が分かれた。
「中止」は、女優・のんが登場し、大阪駅で開催されるはずだった「JR西日本2018年度夏期ホーム転落防止CPイベント」や、歌手・ゆずの広島公演コンサート、ファンクバンド・在日ファンクらが出演予定していた「ROKKO SUN MUSIC2018」(兵庫・六甲カンツリーハウス)など。
一方、「延期」は、歌手・大塚愛の「大阪七夕スカイランタン祭り」、高知、佐賀で行われる予定だったパンクシンガー・竹原ピストルの全国弾き語りツアー“GOOD LUCK TRACK”など。いずれも振り替え公演の時期は未定としている。
豪雨被害は中国地方の基幹インフラに大打撃を与えたため、物理的に開催できなかった芸能イベントも多そうだが、過度な“同調圧力”によって、泣く泣く「中止」の判断を強いられたとしたら、それはそれで問題だろう。ネット上では大きな災害が起こるたびに「自粛」「不謹慎」の言葉が飛び交う。今回もモデルの山田優がインスタグラムで「失礼すぎるし無神経」と批判にさらされた。こうした圧力に屈し、何もかも中止するのは日本経済にもよくないという。