実は貯金もしっかり スギちゃんが振り返る貧乏下積み生活
■嫁さんの新幹線代を出し渋り大ゲンカ
そんな生活でも、ツラくはありませんでした。織物工場を営む、倹約家の両親の元で育ったからかな。たまに回転寿司に連れていってもらっても、親に気を使って一番安い皿の寿司しか食べませんでした。
私は三男坊だから、服は兄貴2人が使ったお下がり。小学生の時は学校帰りにいつも下を向いて歩き、1円玉を拾い集めていました。
小遣いは正月のお年玉だけ。それも親にあずけて使わず、上京する時に親が渡してくれた。30万円ありましたね。「ワイルドだろぉ?」で売れてからも、人気がいつまで続くか分からないので貯金してます。1億円? そんなにない、ない(笑い)。
女性と付き合う時は、デートで献血に行こうと誘ってみたり。食事とかはトータルで割り勘。ホテル代を出してもらったことも。みなさんに苦労かけました。
3年前に結婚したけど、嫁さんと付き合ってた時は最初の旅行で熱海に行った帰り、嫁さんの新幹線代を出すのを渋ったら大ゲンカに。婚約指輪は200万円のハリー・ウィンストンのダイヤの指輪を買ったけど、ひと月5万円でやってくれって言ったり、カードを渡しても明細書をチェックしたり。めちゃくちゃ怒られるうち、ようやく自分が普通じゃないんだって気づきました。
それでだいぶ変わりました。去年、生まれたばかりの長男を連れて家を出られたら困るから、5万円の財布とか10万円のマッサージ器を買ってあげたり。月1ぐらいで外食に連れていきます。