暗殺未遂事件? 反プーチン大統領のバンドメンバーに毒か
ドイツ・ベルリンの医師団は18日、ロシアのプーチン大統領批判で知られるパンクバンド「プッシー・ライオット」の男性メンバー、ピョートル・ベルジロフ(30)が毒を盛られた疑いがあると明らかにした。容体は回復しつつあり、命に別条はない。
ピョートルは今月11日、モスクワの裁判所で何かを食べた後、目が見えなくなり、話すことや歩くこともできなくなった。当初、モスクワの病院の集中治療室に入院していたが、15日にベルリンの病院に搬送。ベルリンで記者会見した他のメンバーは「暗殺未遂事件だ」と主張した。
ピョートルは、7月のサッカーW杯ロシア大会決勝で、ピッチに乱入して試合を中断させたメンバー4人のうちの1人。この事件への報復で毒を盛られたとの見方もでている。
医師らが毒物の特定を急いでいるが、今のところ具体的な物質は判明していない。