フリーアナウンサー牧原俊幸さん 母親とうつみさんとの1枚
還暦でフジテレビを退社したアナウンサーの牧原俊幸さん(60)は寄席でマジックを披露して話題に。秘蔵写真はフジ時代の名物番組のMCだったうつみ宮土理と、自身の母親が一緒に写っている思い出の一枚。
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フジテレビに入社後は「プロ野球ニュース」で試合結果の紹介や「オレたちひょうきん族」の冒頭で「今日の見どころ」をしゃべらせてもらいましたが、アシスタントMCに抜擢されたのは入社2年目の1984年、「3時のあなた」(68~88年)が最初でした。
担当した水曜はうつみ宮土理さんがメインMC。子供の頃に見てた「ロンパールーム」のおねえさんとまさか仕事ができるとは。大ベテランを相手に緊張しましたね。でも、うつみさんはとてもやさしい方で、すぐにリラックスすることができました。当時、他の曜日は、森光子さんが月・火、寺島純子さんが木・金とメインが大女優さんでしたから、スタッフもピリピリして気を使っていたのですが、うつみさんはバラエティーの方なので「そんなに緊張しなくていいわよ」と、スタッフにも僕にもフレンドリーでした。
当時は決められたセリフを言うのが精いっぱい。うつみさんが、エンディングでの2人のフリートーク直前のCM中に「こういうふうにしゃべったら面白いわよ」と、笑いのとれる会話を組み立ててくださった。私が面白く見えるようにして教えてくれたわけです。ありがたかったですね。私をいじってくれた最初の方です(笑い)。本番中に台本に関係なく「こうしましょうよ」とひらめく方でした。