長谷川朝晴さん語る 松平健さんがくれた幻の焼酎の思い出
ドラマ、映画、舞台など幅広いジャンルで活躍中の長谷川朝晴さん。酒は毎晩欠かさず、よく飲むのは赤ワインに芋焼酎のソーダ割り。日本酒もイケる口だ。
「持っていっていいぞ」
松平健さんがこうおっしゃったんです。
今から11、12年前。食事をごちそうになった、健さんのご自宅でした。思わず「本当ですか」って聞き返してしまいました。というのも当時、“幻の”といわれ、入手困難だった芋焼酎の「森伊蔵」だったからです。しかも、その日に口開けしたばかりの一升瓶! 同席した5、6人で少し飲んでいましたが、丸ごといただきました。
今でこそ値段は落ち着いてはきているようですが、その頃はかなりのプレミアがついていて、おいそれと飲める酒ではありません。それをポンとくださったんですから、健さん、太っ腹です。うれしさのあまり、抱えるように持って帰宅しました。
でも、独り占めするのはもったいないので、千葉の実家にまたまた抱えていき、父親としみじみ味わいました。もう格別です。