「団十郎」襲名の海老蔵が「白猿」に込めた暴行事件の自戒
「海老蔵さんの団十郎襲名は既定路線ですし、彼しかいないのですから、襲名への驚きはほとんどないに等しい。ただ、松竹の関係者は本当に反省したのか、その振る舞いでまたトラブルを起こすことはないか、判断するまで相当の慎重を期したでしょう。もしまた何かあり、団十郎の名跡を傷つけるようなことになったら、目も当てられませんからね」
青山氏は海老蔵の襲名する団十郎のあとに「白猿」がついていることに注目だという。「白猿」は5代目団十郎が俳名として用い、その孫である7代目も俳名で使用したとされる。
「ぼくが聞いた話では、こうです。昔から猿は人間より髪の毛が3本足りない。つまり先代や名をなした代々の団十郎には遠く及ばないという意味が『白猿』には込められている。それをまた海老蔵さんが自らにつけたのは、もともと自身がやんちゃであることの深い自戒と反省があるようにもみえるのです」(青山氏)
海老蔵は17年6月に妻の麻央さんを亡くし、現在は幼い子ども2人を抱えるシングルファーザー。京都の社長令嬢であるとか、女優の米倉涼子であるとか、ちらほら再婚の噂を報じられている。女遊びは芸能の肥やしという世界だとしても、襲名披露興行ともなればてんてこ舞いで、妻がそばで支えてくれるに越したことはない。芸能リポーターの城下尊之氏は言う。