シェフがアーティストに フジ「料理の鉄人」は料理番組に革命を

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「新しい形の料理番組に爆発的人気が出てきた数年後、1997年に『どっちの料理ショー』(日本テレビ系)がスタートしました。これは“人”ではなく“食材”にスポットを当て、料理の素材の魅力を鮮やかに描き出す番組でした」

「今のお気持ちは、どっち?」と記憶に残るこのフレーズ。番組は関口宏三宅裕司の、2チームに分かれて、チキンカツVSポークソテーのように、どちらかの料理を選ぶものだった。

「旬のサンマの塩焼きが、マツタケを破る! という珍事もありました(笑い)。料理番組を作るというよりも、こだわり抜いた食材を作る生産者の、ウルトラドキュメンタリードラマを作っているようでした」

 また、おいしそうに料理を撮影する「ブツ撮り」のはしりでもあった。

「一つの食材を追い、最終的に料理になったときに、よりおいしそうに見える撮影をする、いわゆるシズル感というものを加えました。つまり、湯気だとか、トロトロだとか、ジューシー感です。スタッフにCM出身ディレクターがいたからできたのです」

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