結婚4回逮捕4回…萩原健一さん“希代のモテ男&モメ男”伝説
私生活では4度の結婚、4度の逮捕。交際が明らかになっているだけでも岸恵子、江波杏子、范文雀、桃井かおり、小泉一十三(75年結婚、78年離婚)、いしだあゆみ(事実婚)、藤真利子、前橋汀子、倍賞美津子、石田えり、一般女性(96年再婚、06年離婚)、冨田リカ(現夫人)というモテ男ぶり。
■シナリオライターへの転身意欲も…
その一方、83年には大麻不法所持で逮捕。翌年には飲酒運転で人身事故を起こして逮捕。当然、ワイドショーや週刊誌の好餌となり、85年には倍賞美津子とのツーショット写真を撮られてカメラマンと編集者に暴行、書類送検。04年には再び交通事故を起こして現行犯逮捕。同年には映画プロデューサー恐喝未遂で告訴され、翌年に逮捕とまあ、ムチャクチャである。
「ショーケンを取材に行くときは一人で行くな。殴られても止める人間がいないからといわれたものです」と当時を振り返るのはジャーナリストの二田一比古氏だ。
「誰もが映画やドラマに起用したい個性派俳優なのですが、トラブルを恐れて起用に二の足を踏むことも多かったのがショーケンです。現場で共演者と揉めたり、途中降板したりはしょっちゅう。それでも共演した女優が魅了され受け入れてしまうのがショーケンでした。ゴシップを挙げれば本当にきりがない」
晩年はドラマ原案を手掛けるなどシナリオライターへの転身意欲も見せていたショーケン。不世出の名優で、希代のトラブルメーカーが泉下の客となった。